サッカー用語辞典

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ヘディングシュート

へでぃんぐしゅーと

ヘディングシュートとは、頭部を使ってボールをゴールに向けて打つシュート技術である。主にクロスボールコーナーキックフリーキックから生まれるチャンスで使用される。額の中央付近でボールを捉え、首と上体の力を使って方向と威力をコントロールする。ジャンプのタイミング、空中での体勢、ボールへの入り方が成功の鍵となる。セルヒオ・ラモス、クリスティアーノ・ロナウド、ミロスラフ・クローゼなど、空中戦に優れた選手は重要な場面でヘディングシュートを決めてきた。特にロナウドは驚異的な滞空時間と跳躍力で、高い位置からのヘディングを武器としている。ヘディングシュートは身長だけでなく、タイミングとポジショニングの技術が重要で、比較的小柄な選手でも優れた技術で得点を奪うことができる。セットプレーからの得点手段として戦術的価値が高く、現代サッカーでもクロス攻撃の最終局面で頻繁に見られる技術である。