サッカー用語辞典

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コーナーキック

こーなーきっく

コーナーキックは、守備側の選手が最後に触れたボールがゴールラインを越えた場合に、攻撃側チームに与えられるセットプレーである。ピッチの四隅に設置されたコーナーアークからキックを行い、直接ゴールを狙うことも可能である。キックの際、守備側選手はボールから9.15メートル以上離れなければならず、コーナーフラッグは取り除いてはならない。コーナーキックは攻撃側にとって重要な得点機会であり、ゴール前に多くの選手が集まって空中戦を展開する。キッカーは通常、アウトスイングインスイングカーブをかけてゴール前の味方にボールを供給する。ニアサイドファーサイドショートコーナーなど様々な戦術が存在する。統計的には、コーナーキックから直接得点につながる確率は約3-5%程度だが、セカンドボールからのチャンスも含めると重要な得点源となる。また、ショートコーナーとして近くの味方に短いパスを出し、異なる角度から攻撃を仕掛ける戦術も用いられる。守備側はゾーンディフェンスマンマークで対応し、ゴールキーパーハイボールへの対処とゴールラインの守備を担う。歴史的には1872年から採用され、サッカーの基本ルールとして定着している。