ペナルティキック
ぺなるてぃきっく
ペナルティキックは、ペナルティエリア内で守備側チームが反則を犯した際に、攻撃側チームに与えられる最も有利なセットプレーである。ペナルティマークから11メートル(12ヤード)の距離でゴールに向かって1対1でキックを行う。キッカーとゴールキーパー以外の選手は、ペナルティエリア外かつペナルティマークから9.15メートル以上離れた位置で待機しなければならない。ゴールキーパーはキックの瞬間までゴールライン上にいる必要があり、左右への移動は可能だが前に飛び出すことは禁止されている。キックの瞬間にゴールキーパーがラインを離れた場合、ゴールにならなければやり直しとなる。統計的には約75-80%の確率で得点となり、試合の流れを大きく変える重要なプレーである。ペナルティエリア内でのハンド、ファウル、危険なプレーなどが主な起因となる。また、延長戦でも決着がつかない場合には、PK戦(ペナルティーシュートアウト)が行われ、交互に5本ずつ蹴り合って勝敗を決める。歴史的には1891年に導入され、当初は反則地点から蹴る形式だったが、1902年に現在の形式に統一された。