シュートアウト

しゅーとあうと

シュートアウトとは、延長戦でも決着がつかなかった場合に勝敗を決めるためのPK戦の別称である。正式にはペナルティーキック方式と呼ばれるが、英語のPenalty Shootoutから「シュートアウト」という呼び方も広く使われている。両チームが交互に5人ずつペナルティキックを蹴り、多く決めたチームが勝者となる。5人ずつで決着がつかない場合は、サドンデス方式で続行される。シュートアウトはワールドカップやその他の重要な大会の決勝トーナメントで採用されており、1994年のワールドカップ決勝でのブラジル対イタリア、2006年のドイツ対アルゼンチンなど、歴史に残る名勝負を生み出してきた。極度の緊張状態で行われるため、選手の精神力が試される場面であり、ゴールキーパーのセーブが英雄的行為として称賛されることも多い。サッカーの試合形式として賛否両論があるものの、決着をつける実用的な方法として定着している。