ポストプレー

ぽすとぷれー

フォワードが相手ディフェンダーを背負った状態で前線でボールを受け、キープしたり味方にパスを返したりするプレー。「ポスト」とは郵便ポストのように動かない基点という意味で、フォワードが攻撃の起点となる役割を表す。ポストプレーには強靱なフィジカル、ボールキープ力、周囲の状況を把握する視野、そして適切な判断力が求められる。背負った状態から落としたボール（ドロップ）を中盤の選手が受けて攻撃を展開したり、フォワード自身がターンして前を向き、シュートやドリブルに持ち込むこともある。ワントップシステムでは特に重要な技術で、孤立しがちなフォワードが相手を引き付けて味方の攻撃参加の時間を作る。ディディエ・ドログバ、ズラタン・イブラヒモビッチ、レヴァンドフスキなどがポストプレーの名手として知られる。日本では大迫勇也が「半端ないポストプレー」として注目された。現代サッカーでは、単なる高さだけでなく、技術と判断力を兼ね備えたポストプレーが評価される。