サッカー用語辞典

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ワントップ

わんとっぷ

フォーメーションにおいて、最前線にフォワードを1人だけ配置する戦術システム4-2-3-14-3-3、3-4-2-1などのフォーメーションで採用される。ワントップの選手には、孤立した状況でも相手ディフェンスと対峙できる強さ、味方の攻撃参加まで時間を作るポストプレー裏への抜け出しによる得点力、そして守備時の最前線からのプレスなど、極めて多様な能力が求められる。中盤に人数を割けるため、ボール支配率を高めやすく、サイドからの攻撃を厚くできるメリットがある一方、ワントップの選手の孤立や得点力不足のリスクもある。現代サッカーでは最も一般的なシステムの一つとなっており、攻撃的ミッドフィールダーウイングがトップの選手をサポートする形が主流。ベンゼマ、レヴァンドフスキ、フィルミーノなど、献身的な動きと高い技術を持つ選手がワントップとして成功している。日本代表でも大迫勇也、岡崎慎司などがワントップの役割を担ってきた。