サッカー用語辞典

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ミドルシュート

みどるしゅーと

ミドルシュートは、ペナルティエリアの外側、中距離からゴールを狙うシュートである。通常、ゴールから20〜30メートル程度の距離から放たれる強烈なシュートを指す。ペナルティエリア内が守備で固められている際、外からの一発で均衡を破ることができる有効な攻撃手段である。ミドルシュートには、威力、正確性、タイミングが求められ、ゴールキーパーの意表を突くコースや、ディフェンダーの間を抜けるコースを狙う必要がある。また、ボールの回転(カーブやドライブ)をかけることで、軌道を変化させて決定力を高めることもできる。スティーブン・ジェラード、フランク・ランパード、中村俊輔などがミドルシュートの名手として知られる。守備ブロックを崩せない膠着状態を打破する手段として、現代サッカーでも重要な技術の一つである。