ラインズマン
らいんずまん
ラインズマンは、サッカーの試合において主審を補助する副審の旧称である。現在の正式名称は「副審(Assistant Referee)」だが、日本では伝統的に「ラインズマン」という呼称が広く使われてきた。ピッチの両サイドに1名ずつ配置され、計2名の副審がタッチライン沿いを移動しながら試合を監視する。主な職務は、オフサイドの判定、ボールがタッチラインやゴールラインを割ったかどうかの判定、交代の手続き、主審の死角で起きたファウルの報告などである。特にオフサイドの判定は副審の最も重要な役割で、攻撃側の選手の位置を常に監視し、オフサイドポジションからのプレーを旗を上げて主審に知らせる。近年ではVARの導入により副審の判定を事後検証できるようになったが、依然として試合進行において不可欠な役割を担っている。