サッカー用語辞典

← 用語一覧に戻る

タッチライン

たっちらいん

タッチラインとは、サッカーフィールドの長辺を区切る2本の境界線を指す公式用語である。国際規格では90メートル以上120メートル以下と定められており、国際試合では100メートルから110メートルが標準とされる。ボールがこのラインを完全に越えた場合、スローインによって試合が再開される。タッチラインゴールラインと対をなす境界線で、プレーエリアを明確に定義する役割を持つ。タッチライン沿いではテクニカルエリアが設定され、監督やコーチがチームに指示を出すことが許可されている。戦術的には、タッチライン際でボールをキープすることで相手の選択肢を限定し、プレスをかけやすくなる。また、サイドバックウイングタッチライン際を駆け上がる攻撃は、現代サッカーの重要な戦術要素である。審判団には副審(ラインズマン)が配置され、タッチライン沿いでオフサイドスローインの判定を行う。タッチラインピッチの物理的境界であると同時に、戦術的にも重要な意味を持つ要素である。