レビューエリア

れびゅーえりあ

レビューエリア（Review Area / RRA: Referee Review Area）は、VAR（ビデオ・アシスタント・レフェリー）システムにおいて、主審がオン・フィールド・レビュー（OFR）を行うために設置された専用エリアである。ピッチのタッチライン脇に設置され、モニター画面が配置されている。VARから「明白な間違い」または「見逃された重大な事象」があると通知された場合、主審はこのレビューエリアに向かい、問題となったプレーの映像を自ら確認する。主審は複数の角度からの映像を見ることができ、スローモーション再生も利用できる。映像確認後、主審は自分の判断で最終的な決定を下す。レビューエリアでの確認は、試合の流れを一時停止させるため、できるだけ迅速に行うことが求められる。主審がレビューエリアに向かう際には、両手で四角形を描くジェスチャー（テレビ画面を模したもの）を行い、OFRを実施することを示す。このエリアの導入により、重要な判定の精度が向上したが、試合時間の延長や観客の待機時間が増えるという課題もある。VAR運用における重要な物理的設備の一つである。