サッカー用語辞典

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利き足

ききあし

利き足は、サッカー選手が主に使用し、より高い精度と力を発揮できる足のことを指す。ほとんどの選手は右利きまたは左利きであり、利き足でのプレーを得意とする。利き足は、シュート、パス、ドリブルトラップなどのあらゆる技術において重要な役割を果たし、特に精度が求められる場面では利き足が使われることが多い。戦術的には、利き足によってポジションや役割が決まることもある。例えば、左利きのウイングは右サイドに配置され、中央に切り込んでシュートを打つ「インサイドウイング」として起用されることが増えている。逆に、利き足側のサイドに配置されると、クロスを上げやすいが、シュートコースが限られる。トップレベルの選手には、両足を高いレベルで使える選手(両利き)もおり、彼らは戦術的な柔軟性が高く、相手にとって予測困難な存在となる。例えば、クリスティアーノ・ロナウドは右利きだが、左足でも多くのゴールを決めており、ペドロやソン・フンミンなども両足を巧みに使うことで知られている。育成年代では、逆足(利き足でない方の足)のトレーニングも重視されており、バランスの取れた技術習得が推奨されている。