サッカー用語辞典

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DOGSO

どぐそ

DOGSOとは、Denying an Obvious Goal-Scoring Opportunityの略称で、決定的な得点機会の阻止を意味する反則である。相手選手が明らかにゴールを決められる状況で、ファウルハンドなどの不正な手段で阻止した場合に適用される。DOGSOと判定されると、一発レッドカード(退場)が提示される。判定基準として、(1)ゴールまでの距離、(2)プレーの方向、(3)守備側選手の位置と人数、(4)ボールをキープまたはコントロールできる可能性の4要素が考慮される。2016年にルール改正が行われ、ペナルティエリア内でボールにプレーしようとした結果のファウルの場合、レッドカードではなくイエローカード+PKとなった。これは「トリプルパニッシュメント(退場+PK+出場停止の三重罰)」を避けるための措置である。ただし、故意のハンドや引っ張る行為など、ボールにプレーする意図がない場合は依然としてレッドカードとなる。DOGSOの判定は試合の流れを大きく変えるため、審判にとって最も重要な判断の一つである。