サッカー用語辞典

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セカンドトップ

せかんどとっぷ

セカンドトップとは、最前線のフォワードの後方に位置し、攻撃の第二線として機能する選手のことを指す。2トップシステムにおいては前線の2人のうちやや下がり気味でプレーする選手、または1トップシステムでトップの選手をサポートする役割を担う選手を意味する。セカンドトップは、中盤と最前線を結ぶ重要な位置にあり、高度な技術と戦術理解が求められる。主な役割としては、トップの選手へのパス供給、自らのドリブルシュートによる得点、中盤からのボール運び、そして守備時のプレスなどが挙げられる。4-4-2システムでは片方のフォワードが、4-2-3-1システムではトップ下の選手がこの役割を担うことが多い。セカンドトップには運動量と柔軟性が求められ、攻撃時には前線に飛び出し、守備時には中盤まで戻ってボール奪取に貢献することが期待される。歴史的にはデル・ピエロやロベルト・バッジョ、フランチェスコ・トッティなど、技術的に優れたイタリア人選手が多く務めてきたポジションであり、日本では香川真司や乾貴士などがこの役割で活躍してきた。