ネガティブトランジション

ねがてぃぶとらんじしょん

ネガティブトランジションとは、自チームがボールを失った直後から守備に転じる局面を指すサッカーの戦術用語です。攻撃から守備への切り替えの瞬間であり、相手のカウンターアタックを防ぐために迅速な対応が求められます。現代サッカーでは、このネガティブトランジションの質が、失点を防ぐ上で極めて重要とされています。ボールを失った瞬間に即座にプレッシングをかける、または素早く守備位置に戻る動きが必要です。ペップ・グアルディオラやユルゲン・クロップなどの現代的な監督は、ネガティブトランジションの重要性を強調し、ボールを失った直後6秒間のプレッシング（ゲーゲンプレス）を戦術の中核に据えています。これにより、ボールを失ってもすぐに奪い返すか、相手の攻撃を遅らせることができます。対義語はポジティブトランジションで、ボールを奪った瞬間の攻撃への切り替えを指します。