ファウルスロー
ふぁうるすろー
ファウルスローとは、スローインの際に競技規則に違反した投げ方をした場合に宣告される反則である。正しいスローインは、(1)両手でボールを持つ、(2)頭の後方から頭上を通して投げる、(3)両足の一部がタッチライン上または外側の地面に接地している、という3つの条件を満たす必要がある。違反例としては、片手投げ、頭上を通さない投げ方、足が地面から完全に離れる、ラインを踏み越える、助走をつけすぎるなどがある。ファウルスローが宣告されると、相手チームのスローインとなる。特に少年サッカーでは頻繁に見られる反則で、正しい投げ方の習得が重要視される。一方、ロングスローを得意とする選手の中には、ルールギリギリのフォームで投げる者もおり、審判の判定が分かれることもある。デンマークのトーマス・グロンキャーやアイスランド代表は、ロングスローを戦術的武器としていたが、常にファウルスローの境界線上でプレーしていた。ファウルスローは些細に見えるが、ボール保持権が移る重要な判定である。