インサイドハーフ
いんさいどはーふ
インサイドハーフとは、中盤の内側に位置する攻撃的なハーフの選手を指すサッカー用語である。主に4-3-3や4-2-3-1などのフォーメーションにおいて、守備的ミッドフィールダーより前方、サイドハーフより内側でプレーする。左右に2名配置されることが多く、攻撃の組み立てと守備の両面で重要な役割を担う。従来のセントラルミッドフィールダーと比較して、より攻撃的なポジショニングと得点への関与が求められる。ボール保持時には前線への縦パス、サイドへの展開、自らのドリブル突破など多様な攻撃オプションを提供する。守備時には中盤の数的優位を作り、相手の攻撃を遅らせる役割を果たす。ペップ・グアルディオラ監督のバルセロナやマンチェスター・シティで採用され、シャビ、イニエスタ、ダビド・シルバ、ケビン・デ・ブライネなどがこのポジションで世界最高レベルのプレーを見せた。技術、視野、判断力、運動量のすべてが高水準で求められるポジションであり、現代サッカーの戦術的進化を象徴する役割である。