インサイドフォワード
いんさいどふぉわーど
インサイドフォワードとは、ウイングのポジションから中央に切り込んでシュートやパスを狙う攻撃的な役割を担う選手である。従来のサイド攻撃者がタッチライン際でクロスを上げる役割とは異なり、得点に直結するプレーを主目的とする。右利きが左サイド、左利きが右サイドに配置されることで、カットインからの逆足シュートが可能になる。ペップ・グアルディオラが戦術的に体系化し、FCバルセロナやマンチェスター・シティで効果的に運用している。リオネル・メッシ、アリエン・ロッベン、モハメド・サラーなどが典型的なインサイドフォワードである。特にロッベンは左サイドから中央へカットインして右足で強烈なシュートを放つパターンで多くのゴールを決めた。インサイドフォワードは、ドリブル突破、シュート、パス、スペースメイクなど多様な攻撃オプションを持ち、現代の攻撃戦術において中心的な役割を果たす。サイドバックの攻撃参加と連動することで、数的優位を作り出す戦術的価値も高い。