守備組織
しゅびそしき
守備組織とは、チーム全体で統一された守備の配置や動きを指すサッカーの戦術用語です。個々の選手が勝手に守備をするのではなく、チームとして計画的に配置され、連携して相手の攻撃を防ぎます。守備組織には、ディフェンスラインの高さ、プレッシングの開始位置、ゾーンディフェンスかマンツーマンか、ボールサイドへのスライド、カバーリングの方法など、さまざまな要素が含まれます。優れた守備組織を持つチームは、個々の能力が高くなくても、チーム全体で相手の攻撃を封じることができます。ディエゴ・シメオネのアトレティコ・マドリードやアントニオ・コンテのチームは、強固な守備組織で知られています。現代サッカーでは、攻撃時の配置から守備時の配置への素早い切り替え(トランジション)も、守備組織の重要な要素とされています。守備組織の構築には、戦術理解、コミュニケーション、規律が不可欠です。