ロンド

ろんど

ロンドとは、円形のエリア内で複数の攻撃側選手が少数の守備側選手に囲まれながらパス回しを行うトレーニング方法である。スペイン語で「円」を意味する言葉に由来し、バルセロナをはじめとするスペインのクラブで伝統的に行われてきた。典型的な形式は4対2や5対2などで、外側の選手がボールを保持しながら中央の守備者にボールを奪われないようパスをつなぐ。このトレーニングにより、狭いスペースでのボールコントロール、素早い判断力、ポジショニング、パスの精度などが養われる。グアルディオラ監督は選手時代からロンドを重視し、指導者となってからも練習の中心に据えている。現代では世界中のクラブで取り入れられ、ポゼッションサッカーの基礎トレーニングとして定着している。ゲーム性があり、選手の集中力と競争心を引き出す効果もある。